耳の違和感で病院へ行ったら「突発性難聴」との診断。大事なのは治療開始までの時間。
ことの発端は先週木曜日(2012/10/11)の午前10時頃でした。
いつものように会社に行き、仕事をしていると、なんだか耳に違和感が…。
この、「その瞬間まで何ともなく、症状が出始めた時を自分で認識できる。」と言うのが何を隠そう今回私が診断された「突発性難聴」の特徴なのでした。
浜崎あゆみも患った…突発性難聴/芸能速報/デイリースポーツ online
最近では、エレファントカシマシの宮本さんや、浜崎あゆみさんのニュースで名前を聞いたことがある方も多いはず。
発症〜受診〜服薬
きっかけは突然に
前述の通り仕事をしている最中に突然耳鳴りのような、耳を塞がれたような(耳閉感って言うらしい)感覚がありました。
この時点での私の自覚症状は
「なんだか耳がぼわんとするなー。」
という感じで、同僚にも雑談の中でそのように伝えていました。
実は、家人と家人の親友がかつて突発性難聴になったことがあって話を聞いていたため、この時点で「もしかすると」という予感がありました。
情報を集めてみる
調べてみたところ、
かつての統計では40歳代から50歳代の女性に多く見られましたが、最近では10代から20代の若い方、また男性も増加傾向にあり、年齢や性別においての偏差は見られなくなってきています。
突発性難聴は、治療により必ず治る病気というわけではなく、治る場合と治らない場合があります。統計的には、適切な治療を行っても難聴が完治するのは患者のうちおよそ3分の1で、あと3分の1は改善はするが難聴・耳鳴りなどの後遺症が残り、残りの3分の1は改善しない、と言われています。
必ずしも入院は必要ありません。ただ突発性難聴を治すためには、早期治療が重要です。治療するうえで最も大切なことは、何よりまず一刻でも早く治療を開始することです。統計によれば、発症してから、つまり耳が聞こえなくなった瞬間から、48時間以内に適切な治療を開始できた場合は治癒できる方が多く、遅くとも1週間以内に治療しなければなりません。一般には、発症して、約1カ月で聴力は固定すると考えられており、それ以降の場合、聴力改善は困難と考えられています。
などということが分かりました。
ひどい場合はめまいや、完全に聴力が無くなることもあるそうなので、今回の私の症状は軽かったものだと思います。
とにかく48時間以内に適切な治療をというのが大切なようです。
原因が分からないというのが特徴と書きましたが、「寝不足」「疲れ」「ストレス」等が原因と考えられることも多いそうです。
ちょうどここ最近、夜更かしによる疲れを感じていたので、それが原因だったのかもしれません。
発症翌日(24時間後)
発症した日は用事があったためそのまま帰宅し、翌朝起きると耳を塞がれた感じが強まっていると感じたので、そのまま耳鼻科を受診しました。
耳の中の様子におかしいところがなく(中耳炎などではない)、そして検査により右耳の聴力が明らかに低下していることが判明したため、その場で「突発性難聴」との診断と、上記にあった完治しない可能性ももしかしたらある、ということを伝えられました。
ただ、時期が早いこと、年齢が比較的若い(30代)、症状がそこまで重くない、ということで、治る可能性が決して低くないことを伝えられ、今すぐ入院ということでもなく投薬での治療にあたることに決めました。
お薬はほとんどの場合そうであるように、ステロイド剤、血流良くする薬、ビタミン剤を処方され、一日三回の服用と休養を奨められました。
それから
いただいた薬を服用したところ、効果があったのか受診日のような耳閉感は無くなりました。
その翌日朝にはまた少し耳に違和感が出たものの、服薬により再度回復。
という流れを経て、現在は特に違和感や問題のない感じになりました。
バランス感覚なども少しおかしくなってくるので、耳ってホント大事だなぁ…と再認識しました。
気付いたら病院に、そして誰かに教えてあげて欲しい
今回のエントリはそもそも私の主観による体験ですので、個人差もありますし、治療法・予後等すべてこのような流れになるとは限りません。(もちろん病弱自慢がしたいわけでもなく。)
今回色々調べてみて、突発性難聴の発症率は100万人に275人と決して可能性の高い病気ではありませんが、誰でも起こりうるものだということが分かりました。
そして何より治療開始までの時間によって、その後の結果が全く変わってしまうことが。
私の場合、良かったのが家人から話を聞いていたおかげで、すぐに気付くことができたということでした。
このくらいなら、と放置して手遅れになるよりも、何か変だなと思ったら病院に行って、何もなければそれでいいんじゃないかな、と思います。
そんなわけで、もしかしたらこのエントリが誰かのきっかけになるかもと思い、柄にもなく今回このような内容を書いてみました。
それにしても「突発性難聴」って、事実をそのまま「突然」で「聴こえ難い」と書いているだけなのに、字面がちょっとおっかないですよね…。
あなたの右脳の恋人タムカイ(@切り抜きジャック)でした。
↓こちらは口内炎に悩まされた時のエントリ。
健康は大事にしたいですね><